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抱えていた課題

採用面接や1on1(1対1での面談)のブラックボックス化により、面接官やマネージャー層の、面接・1on1精度検証やコミュニケーション改善施策の検討が進まない
リモートワーク下の職場コミュニケーション施策に膨大な調整・マッチング業務の負担がかかる

実現した結果

動画データのAI解析により面接や1on1を可視化し、フィードバックを提供
効果的なコミュニケーション施策のための適切なマッチングを実施
コミュニケーションを定量化する感情認識エンジンを開発


HR Techスタートアップの株式会社ZENKIGENと共同で、HR領域の課題解決を目的に、AIを活用したソリューションの開発に取り組みました。

面接や1on1のブラックボックス化、コミュニケーションコストへの負担という二大課題

まず、採用面接や1on1のブラックボックス化による面接官・マネージャーの面接・1on1の精度検証やコミュニケーション改善施策の検討遅延について問題がありました。
従来の採用面接は、面接官と候補者のみの空間となっており、面接の場を適切に振り返ることができず、候補者体験をはじめとした面接精度の検証及び改善施策の検討が困難でした。
また、入社後のマネージャーとメンバーの1on1においても同様で、マネジメントスキル向上に向けた改善活動が進まないことが課題となっていました。

また、リモートワーク下の職場コミュニケーション施策に膨大な調整・マッチング業務の負担がかかることにも課題を感じていました。
リモートワークを主とした働き方が定着したことにより、社内コミュニケーション量の減少による関係性の希薄化が課題となったため、社内活性化のためのコミュニケーション施策を取り入れる企業が増加しました。
一方で、施策の実施にあたっては、社員間の調整や効果的なマッチングには人事の膨大な業務負担がかかっており、より効率的に社内コミュニケーションを活性化させるためのソリューションが必要とされています。

動画データのAI解析により面接や1on1を可視化し、フィードバックを提供

動画、音声および自然言語解析をもとに、動画データから「表情」や「発話比率」、「発話内容」などをAIが解析し、コミュニケーション品質を定量化することに成功。
また、AI解析により算出されたデータをもとに、面接官およびマネージャーにフィードバックを提供し、自発的にコミュニケーションを改善するためのアドバイスを提示します。
これにより、面接や1on1におけるコミュニケーションを客観的なデータに基づいて適切に振り返ることができ、より効果的な改善施策を実施することが可能となりました。 works 15 detail 01

効果的なコミュニケーション施策のための適切なマッチングを実施

動画・音声解析のデータおよび社員の性格特性データをもとに、1on1が盛り上がるペアを抽出し、自動選定していく独自のアルゴリズムを開発しました。
これにより、人事の業務負担を軽減し、より効率的かつ効果的に社内における新たなコミュニケーション機会を創出することに成功しています。
本アルゴリズムを用いてZENKIGEN社内で実施した交流施策では、参加した社員の9割以上が継続参加を希望しているなど、組織の活性化に寄与しました。 works 15 detail 02

コミュニケーションを定量化する感情認識エンジンを開発

動画や音声データを深層学習などの技術を用いて解析を進め、コミュニケーション品質を様々な指標で定量化するための基盤開発を行っています。
具体的には、「指標の設計プロセスの構築」や「動画、音声および自然言語解析手法の確立」を行ってきました。
これらの基盤を用いて、面接や1on1データから、より様々なコミュニケーション指標を可視化できる感情認識エンジンを開発しています。 works 15 detail 03

project member

NATSUME RYOTA AI研究開発エンジニア
SHIMIZU RYOHEI AI研究開発エンジニア

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