2020.06.23
Kaggleコンペティション「iMet Collection 2020 - FGVC7」で、DeNAのデータサイエンティストチームが優勝しました
Kaggleコンペティション「iMet Collection 2020 - FGVC7」において、DeNAのデータサイエンティストである横尾、矢野、大越によるチームが優勝しました。
本コンペティションは、メトロポリタン美術館に所蔵されている美術品の画像に対して作品の内容や文化的背景などの観点から複数のタグ付けを行うコンペティションで、コンピュータビジョン分野のトップ会議であるCVPR2020のワークショップ The Seventh Workshop on Fine-Grained Visual Categorization の一部として開催されました。 本コンペティションの特徴は一般物体認識と違い、Fine-grainedと呼ばれるドメインに特化したMulti-label画像分類であるという点です。例えば「Men」というタグであっても水墨画に描かれているMenなのか、銅像のMenなのかなど多種多様な美術館の所蔵品に対して正しく分類することが求められました。今回のタスクは画像からタグ付けを行うため、視覚的に美術館の所蔵品を検索することが可能になると期待されます。
今回の上位入賞の結果、6月19日に開催されたCVPR(画像認識に関する世界最大の学会のひとつ)のワークショップへとメンバーは招待され、今回の課題に取り組んだ手法について発表と議論を行いました。チームリーダーの矢野は昨年度に続いての招待参加となります。
DeNAでは所属するデータサイエンティストが実力を伸ばすだけでなく、学会などのオープンな活動を通してAI・データサイエンス業界を盛り上げることを目指しています。今後もKaggleメダルが付与されないコンペティションであっても、有意義であると判断したコンペティションには積極的に参加を推奨していきます。
矢野のコメント「優勝経験のあるGrandmasterが2人いたので大変勉強になり結果を残すことができてよかったです。私もGrandmasterになりたいです。」
大越のコメント「今回もとても多くの学びがありました。これをいかして、また優勝したいです。」
横尾のコメント「取り組みがいのあるタスクで、非常に勉強になりました。優勝できて嬉しいです。」
発表資料