今、自動車産業は「100年に一度の変革期」にあると言われます。自動運転のニュースを見ない日はなく、自動運転、配車サービス、無人宅配など、世界中で次々と新しいビジネスが立ち上がってきています。

実は自動運転時代における隠れたキーテクノロジーが地図です。これまでも人間のドライバーがより安全快適に目的地にたどり着くために、地図は進化してきました。もはや電子地図を使ったカーナビなしでの運転は難しいでしょう。人間以上の安全運転が必要とされる自動運転時代では、これまでの人のための地図ではなく、車のための地図が必要になると我々は考えています。道路交通標識やレーン、信号など道路周辺に存在する様々な物体の最新かつ正確な3次元位置情報を地図データ化し、自動運転車から参照できるようにすれば、より正確な環境認識・判断が可能になるでしょう。また、駐車場の入り口、停車可能な位置など、地図データ化することで様々な活用が可能な情報もあると考えています。

私たちはより多元的な情報を含んだ地図データ作成技術を自動運転時代の様々な応用に必要なキーテクノロジーと捉えています。その一歩として、車載カメラによって撮影した画像から交通標識やレーン、路面標示などの物体を深層学習により認識し、更にその空間的な位置情報を求めるSLAMあるいはSfMと呼ばれる技術の開発を進めています。

DeNA TechCon 2019 スライド: “2019車載カメラの画像を使用した3次元点群復元と物体認識技術における深層学習の活用”
https://www.slideshare.net/KousukeKuzuoka/building-hd-maps-with-dashcams

プロジェクトメンバー

冉 文昇

WENSHENG RAN

AI本部AIシステム部
AI研究開発エンジニア

東北大学大学院にて修士取得後、2017年10月にDeNAに新卒で入社。学生時代NLP, Computer Vision関連の研究をしていた。入社後顔検出の研究開発を担当している。

奥田 浩人

HIROHITO OKUDA

AI本部AIシステム部
AI研究開発第二グループ
グループマネジャー

大学では計数工学を専攻。1994年に大手メーカーに新卒入社し画像認識の研究開発に従事。在職中にイェール大学の客員研究員として画像認識の研究開発を行う。その後、同大の研究機関に転職、医用画像処理ソフトウェア開発プロジェクトのエンジニアリングチームのリーダを務めた。帰国後、外資系ヘルスケアメーカーにてMRIのソフトウェア開発部門にて技術開発/研究開発に携わり、近年はマネジメントに従事。2018年3月にDeNAに中途入社。

葛岡 宏祐

KOSUKE
KUZUOKA

AI本部AIシステム部
AI研究開発エンジニア

AIシステム部研究開発第2グループ所属。前職は建設 x ITをコンセプトにしている渋谷のベンチャー。深層学習を応用した図面解析エンジンの開発や大学との共同研究を行なっていた。2018年6月にDeNAに中途入社してからは主にオートモーティブ関連の案件の研究開発を行なっている。生粋のTesla好きで憧れている人物はElon Musk。

國松 健治

KENJI KUNIMATSU

オートモーティブ事業本部
モビリティインテリジェンス開発部
シニアマネジャー

地図会社にてプローブデータ活用、Mobile Mapping Systemの計測、後処理システムの開発、画像認識ツールの開発、地図編集の自動化ツールの開発、及び自動運転用地図の研究開発、システム開発、新ライン立上げなどを担当。 2018年にDeNAヘ入社。AIを活用した地図関連の開発をリード。

惠良 和隆

KAZUTAKA ERA

オートモーティブ事業本部
モビリティインテリジェンス開発部

2002年から某ゲーム会社にてコンシューマゲーム開発に携わり、多くのタイトルの開発(クライアントおよびサーバー)に携わる。執行役員・技術部長として開発環境構築、ライブラリ開発、フレームワーク構築などにも従事。2013年10月よりDeNAにJoin。モバイルゲームのネイティブアプリ化に伴い、ゲーム開発の基盤整備に携わり、DeNAのネイティブゲームアプリ開発を支える。ゲームエンジン開発からゲームシステムのアーキテクチャ設計、アプリのパフォーマンスチューニングなど、主にクライアントサイドを担当。